桂正和情報サイト ZET TOWN-桂正和コレクション VOL.1 
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桂正和コレクション VOL.1


桂正和コレクション vol.1 (ジャンプスーパーコミックス)

概要

デビュー前から「ウイングマン」連載開始前の時期にあたる
1980年から1982年に執筆された6編を収録。
『週刊少年ジャンプ』とその増刊号、
そして『フレッシュジャンプ』(全て集英社)に掲載された作品の他、
雑誌未掲載作品も2作含まれている。
後に発売されたワイド版は巻頭12ページがカラーとなっており、
カラー部分に「小さな灯り」(1988年)が追加収録されている。
通常版〈ジャンプスーパーコミックス〉 1984年8月15日発行
ワイド版〈ジャンプスーパーエース〉 1989年4月15日発行



収録作品

『小さな灯り』はワイド版にのみの収録で、通常版には未収録。
小さな灯り(ちいさなあかり)
夏にすずみ!(なつにすずみ)
秋にすずみ…(あきにすずみ)
転校生はヘンソウセイ!?(てんこうせいはヘンソウセイ)
学園部隊3パロかん(がくえんぶたいさんぱろかん)
学園部隊3パロかん II(がくえんぶたいさんぱろかんツー)
ツバサ



小さな灯り
『スーパージャンプ』1988年5号に掲載。
10ページ、全カラー。
『VOL.1』のワイド版に追加収録された作品で、通常版には未収録。
後にイラスト集『4C』の1冊目「L-side < LOVERS-side >」に
フルカラーで再収録されている 。
吹き出しによる会話で漫画としての形を持ちながらも、
水彩画の様な暖かい色彩と台詞以外の状況説明でストーリーが淡々と進む、
絵本の様な作風。内容も絵本的な暖かい物となっている。
あらすじ
ある小さなサーカス小屋のブランコ乗りの少女とピエロの二人。
二人とも全然人気がありません。
落ち込む少女を励ますピエロ。ピエロに励まされると少女はいつも元気になります。
いつしか少女は看板スターにまで登り詰めるが…
登場人物
ブランコ乗りの少女

サーカスの空中ブランコ乗りの少女。
最初は人気がなかったが少しずつ人気がでて、ついには看板スターにまで登り詰める。


ピエロ

少女と同じサーカスのピエロ。
彼女が落ち込んでいる時にいつも元気づけてくれた。



すずみシリーズ
「夏にすずみ!」が『フレッシュジャンプ』1982年2号に、
「秋にすずみ…」が同3号に掲載。
どちらもページ数は31ページで『VOL.1』に収録されている。
桂が専門学校の2年生時に描かれた作品。
当初三部作のつもりで描いた物だったが、
「ウイングマン」の連載がはじまり忙しくなった為3作目はお蔵入りとなり、
2作しか公表されていない。桂の初期のラブコメディ作品。
「夏」が高校1年生の夏、「秋」が高校2年生の秋を舞台としている。
あらすじ
夏にすずみ! どうも最近、クラスの渡辺が親切にしてくれるが…
秋にすずみ… 街で偶然、中学時代に好きだった戸頭と再会し、付き合う事になったが…
登場人物
すずみ
四季高校に通う高校生。成績は良くない。『秋』では演劇部副部長を務める。
マキ
すずみのクラスメイトで親友。
渡辺猛(わたなべ たけし)
いつもすずみに親切にしてくれるクラスメイト。
戸頭(とがしら)
『秋』に登場。すずみが中学校時代に好きだった男。


転校生はヘンソウセイ!?
第21回手塚賞準入選受賞作品。
『週刊少年ジャンプ』1981年32号に掲載された桂のデビュー作。
31ページで『VOL.1』に収録されている。
当時の担当編集であった鳥嶋和彦の薦めによって
桂が初めてラブコメに挑んだ作品で
様々な意味で今日の桂の評価を生み出した原点の作品とも言える。
あらすじ
転入してきた女の子に一目惚れした主人公は、告白するが逃げられてしまう。しかし諦められず、先生に相談しある計画を立てる。
登場人物
全員名前は不明。
主人公
転入してきた女の子に一目惚れし、告白するが逃げられる。
授業中に突然脱走し行方不明となるが…
転入生(女)
転入してきた、主人公が惚れた女の子。 先生 クラスの担任。
いつも笑っており、かなりの融通が効く。


学園部隊3パロかん
「学園部隊3パロかん」が『週刊少年ジャンプ』1981年8月増刊号に掲載、
「学園部隊3パロかんII」は雑誌未掲載。
ページ数は共に31ページで『VOL.1』に収録されている。
タイトルからして『太陽戦隊サンバルカン』のパロディであり、
作者が当時没頭していた『スーパー戦隊シリーズ』をパロディ化した作品。
あまりに好きに描きすぎたが為、『II』は没となって日の目を見ていなかった物である。
「正義の味方を夢見る中学生がコスプレをして授業を妨害して正義を遂行しようとする」という後の『ウイングマン』に見られる設定が見られる。
あらすじ
「悪は徹底的にたたく正義の味方」と称して
過剰な取締を行う生徒会への対抗手段を考えるため平田の家へと集まった3人娘は、
たまたまテレビで放映されていた『サンバルカン』に見入る事となる。
翌日、1人生徒会へと立ち向かっていた平田のピンチに現れたのは、
衣装に身を包んだ学園部隊3パロかんだった。
登場人物
平田(べえだ)
遅刻常習犯。
生徒会の正義の味方ごっこの最初の被害者となり髪の毛を刈り上げられてしまう。
生徒会への復讐の協力を3パロかんになる女子達に依頼し、
3パロかん結成のきっかけを作った人物。
名前の元ネタは『電子戦隊デンジマン』の敵組織・ベーダー一族。
3パロかん
パロ・いーぐる、パロ・しゃーく、パロ・ぱんさーの女子3人組。
全員本名は不明でバレー部に所属。平田に負けず劣らずの遅刻常習犯。
テレビで放映されていた『サンバルカン』を見て3パロかん結成を思い立つ。
生徒会
カイチョーレッド、ギチョーブルー、ショキイエロー、
カイケーグリーン、フクカイチョーピンクの5つ子5人組。
全員本名は不明。『電子戦隊デンジマン』のパロディで、名乗りポーズもデンジマンと同一。
正義の味方として、規則を守らない生徒を取り締まる。
スタディー・フィーバー隊
『II』にのみ登場。
コクゴノキョーシ、ゲイジュツノキョーシ、タイイクノキョーシ、リカノキョーシ、ミス・エイーゴの教師5人組。
全員本名は不明。授業を妨害する3パロかんに対抗する為に結成された。
彼等に指示を出したてつざん校長も併せ、『バトルフィーバーJ』のパロディ。
バトルフィーバーのリーダー・バトルジャパンを模したコクゴノキョーシの髪型は、
『ウイングマン』で健太の担任教師にも受け継がれた。



ツバサ
第19回手塚賞佳作受賞で雑誌未掲載。
31ページで『VOL.1』に収録されている。
作者の高校生時代に描かれ、『ウイングマン』の元となった作品。
主人公がアンドロイドであるという決定的な違いはあるが、
「学校ではいつも叱られてばかりの学生が
、一朝事あればヒーローに変身して正義の為に働く」という『ウイングマン』と同じ枠組が見られ、ツバサの変身後の姿はほぼウイングマンと同一である。
本作に上記の『学園部隊3パロかん』のコスプレの要素
、『すずみシリーズ』のラブコメ要素を加え、『ウイングマン』が生まれたと言える。
あらすじ
忘れた財布を探しに戻った校内で、北見はしずよが殺人を犯しているのを目撃する。
「黙っていれば北見だけは殺さない」と言われた北見であったが、
次の日に喋りそうになり、思い留まりはしたもの制裁として両親を殺害される。
北見は「悩みや苦しみがあったら一度うちへこい」とのツバサの言葉を思い出し、
ツバサの家へと向かう事とした……。
登場人物
ツバサ
玩具店主人が製作したアンドロイドで息子同様の存在。
運動神経も鈍く成績も悪いため「ダメロボット」と呼ばれる。
しかし彼の実家の自動販売機で売られている、
人の悩み苦しみを引き受ける1個100円のカセットを装備すると超人的な強さに変身する。
北見
校内の女子の憧れ。彼女のしずよの罪を告発できず、
さらには両親も殺害される。
しずよ
北見の彼女。ノイローゼから殺人等の奇行に走ることとなる。



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